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産地の偽装

食品の安全を脅かす偽装問題ですが、それにはいくつかの種類があります。 まず、産地の偽装です。 簡単に言えば、実際に食材を作ったり加工したりした場所とは違う場所を、原産地として記入表示することです。 いわゆる詐欺ですね。

この詐欺行為ですが、一見食品の安全を考えた上ではそこまで深刻ではない、と思われがちです。 これを行う動機としてよくあるのが、ウナギや松茸、牛肉のような、産地によって大きな値段の差が生まれるものを、高く買ってもらう為です。 ですから、日本国内のどこかで取れたウナギを静岡産の天然物として売る場合、消費者を騙して金銭を多く徴収するひどい詐欺行為ではあるのですが、安全面ではそれほど問題はないように思えます。

秋田県の比内地鶏の偽装などがこれに該当します。 しかし、この産地の偽装は、実際には食品の安全を大きく妨げる要因となります。 簡単に言えば、中国産などの外国産の商品を、国内産と偽った場合です。

アメリカの牛肉が一時輸入ストップとなった前後、アメリカ産の牛肉を国内のものとして売る偽装が見受けられました。 これは、アメリカの牛肉として売ると、あまり売れないからです。 同様に、米に関しても同じような現象が見られました。 日本国内で作られたからといって100%安全とは限りません。

しかし、外国で作られた食材に、人間の体に極端に悪い物質が含まれている可能性は、国内生産のものよりはるかに高いと言わざるを得ません。 産地の偽装は、そのリスクを避ける為に国内生産の商品を買っている消費者を、危険な目に合わせる可能性が高いという、きわめて悪質なものなのです。



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